近ごろ想うこと………

先日ある番組で三輪明宏さんが、こんなことを話していました。
「恋愛」という言葉がありますが、「恋」と「愛」ではどちらが最も大切だと思いますか?
答えは「愛」ですよ。
「恋」は嫉妬を伴います。
「愛」は老若男女問わず、不変です。(博愛)
「愛恋」とは言いませんでしょう。
日本の言葉は、良いとされるものが後に来るものです。


この放送を観て、天の邪鬼な私はちょっと調べました。
「勝敗」「善悪」「強弱」………
反意語同士で熟語になると、良いとされるものが先にくる場合も多いです(笑)


しかし三輪明宏さんがおっしゃているように、「貧富」「禍福」のようなケースもあります。
『禍福はあざなえる縄の如し』といえば、人の不幸も幸福も、わら束がより合っている縄のように、表になったり裏になったりする意味ですよね。


「禍」から「福」の語順には、災いを転じて福にしたいという、人間の太古からの切なる希望が感じられませんか?!
人は誰でも幸福になりたいです。
幸福になる権利が有ると思うのです。


よーく考えてみると、幸福への案内は、ほかならぬ自らが先導者であり、責任者であることに気づきます…………。