これぞ岩手の底力!

Bonjour


「橋野鉄鉱山・高炉跡」が、明治日本の産業革命遺産に登録されました。
私はこの事に興味があり、少し調べてみたのです。


岩手県釜石市は、日本の近代製鉄の夜明けの地です。
1857年(安政4年)、南部藩士・大島高任が同地に築いた洋式高炉で、鉄鉱石製錬による鉄づくりが、日本で初めて成功をみたわけです。


大島は、果断な実行力で「猪」と言われたそうです。
地元の物産と人材を徹底して集め、活用する「就地取材」を身上としていました。
1880年(明治13年)、大島が築いた高炉を礎に、官営釜石製鉄所が発足するが、政府の政策転換で、わずか3年で下火となり民間の払い下げになりました。


その後、49回目の挑戦の末に銑鉄の製造を成功させたのは、大島が信じた地元・釜石の人々だったそうです。
ここで腕を磨いた職人たちが福岡・八幡などに技術を伝え、日本の近代化を開いて行ったわけです。


明治と昭和の大津波、町を壊滅させた太平洋戦争末期の2度の艦砲射撃と、試練の度に立ち上がってきた釜石(岩手)の人々………。


この事を『岩手の底力!』と言わず、なんと言いましょう……。
さあ、来月の6日より甲子園が始まります。
花巻東高校野球部の皆さん、オール岩手で『岩手の底力!』を全国の皆さんにアピールしてきてください!


Au revoir☆